「アドフラウド」に関する広告研究としての議論

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  • Discussing “ad fraud” as advertising research
  • 「 アドフラウド 」 ニ カンスル コウコク ケンキュウ ト シテ ノ ギロン

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抄録

広告業界でいわゆる「アドフラウド」と呼ばれる不祥事が、とりわけ2010年代後半から認知され始めた。「アドフラウド」とはどのような広告主からのインターネット広告においても、その広告費支出の約5%内外が、反社会的勢力やテロリストによって密かに掠め取られている、というショッキングな事象である。こうした事件は人間ではなくデジタル・ロボットによって、ネット上のページが改ざんされ広告費が奪われるという点や、先端的な技術によってなされる犯罪であるという性質自体から気付かれにくい。本稿の筆者は、こうした重大事件の社会的な不祥事現象と、将来に向けてのあるべき方向性を広告研究として議論しようとするものである。

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