可視・近赤外分光法を用いた中晩生カンキツ品種でのβ-クリプトキサンチン非破壊計測法の検証

  • 久永 絢美
    国立研究開発法人農業・食品産業技術総合研究機構 果樹茶業研究部門カンキツ研究領域
  • 阪中 達幸
    一般財団法人雑賀技術研究所研究開発室
  • 吉岡 照高
    国立研究開発法人農業・食品産業技術総合研究機構 九州沖縄農業研究センター
  • 杉浦 実
    国立研究開発法人農業・食品産業技術総合研究機構 果樹茶業研究部門カンキツ研究領域 同志社女子大学生活科学部食物栄養科学科

書誌事項

タイトル別名
  • Verification of a non-destructive measurement method for β-cryptoxanthin in mid-late ripening citrus cultivars using visible and near-infrared spectroscopy
  • カシ ・ キンセキガイ ブンコウホウ オ モチイタ チュウ バンセイ カンキツ ヒンシュ デ ノ v-クリプトキサンチン ヒハカイ ケイソクホウ ノ ケンショウ

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抄録

<p>我々はこれまでミカン果実中のβ-クリプトキサンチン含有量が可視・近赤外線センサーで推定可能であることを明らかにしてきた. 本研究では, β-クリプトキサンチンを含有する中晩生カンキツ6品種において, 可視・近赤外線センサーを用いた非破壊推定が有効かについて検証した. その結果, 特に600–620 nm領域の吸収がβ-クリプトキサンチン含有量を推定する上で重要な波長領域であること, また糖度に関連する波長領域もβ-クリプトキサンチン含有量の推定に影響していることを明らかにした. これらの結果から, β-クリプトキサンチンを含有する‘せとか’,‘せとみ’および‘津之輝’などの中晩生カンキツ類においてもミカンと同様にβ-クリプトキサンチン含有量を可視・近赤外非破壊光センサーを用いることで, 推定できる可能を明らかにした. </p>

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参考文献 (12)*注記

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