健康・医療・介護分野の分野横断的なデータ収集・利活用・解析基盤の構築による介護予防に資するAI等開発についての研究

DOI
  • 荒井 秀典
    国立研究開発法人国立長寿医療研究センター 理事長室
  • 島田 裕之
    国立研究開発法人国立長寿医療研究センター研究所 老年学・社会科学研究センター
  • 原 辰徳
    東京大学 総括プロジェクト機構

書誌事項

タイトル別名
  • Research on the Development of AI, etc. that Contributes to Nursing Care Prevention by Building a Cross-sectoral Data Collection, Utilization, and Analysis Platform in the Fields of Health, Medical Care, and Nursing Care

抄録

<p>1. 研究目的</p><p> 少子高齢化の一層の進展に伴って,介護需要が増大するとともに,労働力制約は強まっている.そうした状況の中,持続可能な介護サービス供給のために,効果的な介護予防サービスを行い,健康寿命を延伸することが急務となっている.本研究では,各省庁および産学が連携し,国・自治体や介護予防サービスに関わる民間企業等が共通で利用できるビッグデータ基盤や,現在は専門職が行っている介護予防事業計画を支援できるAI等のインフラを開発(協調領域)し,さらに,協調領域を活用した民間主体による競争的な取組(競争領域)を活性化する.これらにより,エビデンスに基づく介護予防の取組を全国展開して,健康寿命の延伸に資することを目指した.既に,収集したデータを蓄積するデータ連携基盤を構築しており,令和2年度にリリースした「オンライン通いの場」アプリを活用し,アプリでデータを収集,そのデータを用いて要介護リスク予測AIを開発した.民間企業との連携により,アプリの機能充実と一層の普及に努め,より多くのデータを収集した.アプリから得られたデータをもとに,本事業からはアウトカム情報として国保データベース(KDB)に含まれる要介護認定データを活用して,令和2年度に開発した要介護リスク予測AI(以下,「介護予防AI」とする)を改修し,予測精度の向上を目指すことを目的とした.</p>

収録刊行物

  • 医療情報学

    医療情報学 42 (4), 146-147, 2023-01-25

    一般社団法人 日本医療情報学会

詳細情報 詳細情報について

  • CRID
    1390580561432712960
  • DOI
    10.14948/jami.42.146
  • ISSN
    21888469
    02898055
  • 本文言語コード
    ja
  • データソース種別
    • JaLC
  • 抄録ライセンスフラグ
    使用不可

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