ソーシャルメディア時代のメディア・リテラシー能力概念とその枠組み
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説明
本稿では今日の日本におけるメディア・リテラシーをめぐる政策的な議論について整理した後、日本、アメリカ、カナダ、ヨーロッパにおける研究者の視点でのメディア・リテラシーの能力概念とその枠組みについて、主要な議論を整理する。結果として、日本のメディア・リテラシーの文脈においてはどちらかと言えばメディアの特性の理解や、メディアを用いた情報発信に関係する枠組みに目が向き、リプレゼンテーション概念の理解が浸透していない、もしくは軽視されているように見受けられる。政策におけるメディア・リテラシー、メディア・リテラシー教育の理解におけるリプレゼンテーション概念の重要性を主張することが急務であるように考えられる。さらにメディア・リテラシーの能力枠組みを身に付けることによる学習者のエンパワーメントを含んでいくことが必要である。
収録刊行物
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- メディア情報リテラシー研究
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メディア情報リテラシー研究 4 (1), 170-195, 2023-02
法政大学図書館司書課程
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キーワード
詳細情報 詳細情報について
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- CRID
- 1390580605027114368
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- HANDLE
- 10114/00030052
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- ISSN
- 24350338
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- 本文言語コード
- ja
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- 資料種別
- departmental bulletin paper
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- データソース種別
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- JaLC
- IRDB
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- 抄録ライセンスフラグ
- 使用可