大学生アスリートにおける価値に沿う行動と完全主義が抑うつ症状とスポーツパフォーマンスに及ぼす影響

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書誌事項

タイトル別名
  • Effects of Valued Action and Perfectionism on Depressive Symptoms and Sports Performance of College Athletes

抄録

<p>本研究の目的は、大学生アスリートの価値に沿う行動と完全主義が抑うつ症状とスポーツパフォーマンスに及ぼす影響を検討することであった。大学生アスリート187名を対象に、Valuing Questionnaireの「前進」尺度、多次元完全主義認知尺度の「高目標設置」尺度と「ミスへのとらわれ」尺度、日本語版自己記入式簡易抑うつ尺度(日本語版QIDS-SR)、およびスポーツパフォーマンスの自己評定への回答を求めた。共分散構造分析の結果、「ミスへのとらわれ」は抑うつ症状を強めスポーツパフォーマンスを弱める一方で「高目標設置」はスポーツパフォーマンスを高める、また「前進」はスポーツパフォーマンスを高め抑うつ症状を弱めることが示された。本研究の結果から、価値の明確化と完全主義への介入が抑うつ症状とスポーツパフォーマンスを改善する可能性が示唆された。今後は本研究で得られたモデルをさらに精緻化する必要がある。</p>

収録刊行物

  • 認知行動療法研究

    認知行動療法研究 advpub (0), 2024

    一般社団法人 日本認知・行動療法学会

詳細情報 詳細情報について

  • CRID
    1390580626908031488
  • DOI
    10.24468/jjbct.22-020
  • ISSN
    24339040
    24339075
  • 本文言語コード
    ja
  • データソース種別
    • JaLC
  • 抄録ライセンスフラグ
    使用不可

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