プロポーショナルフェアネス規範に基づく無線リソース割り当て・セル間干渉制御の分散同時最適化

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タイトル別名
  • Investigation on Distributed Joint Optimization of Resource Allocation and Inter-Cell Interference Coordination Based on Proportional Fair Criteria

抄録

増大する移動通信トラヒックを効率的に収容するために,ヘテロジニアスネットワークが有望とされている.ヘテロジニアスネットワークでは,無線リソース割り当て(ユーザ接続,スケジューリング)とセル間干渉制御の同時最適化が必須である.本論文では,(1)マクロセルと小型セルそれぞれで最適な1局を選択するユーザ接続を用い,スケジューリングによってオフロードの有無を決定するネットワーク決定法と(2)スケジューリングとセル間干渉制御の分散同時最適化法を併用する方法を提案する.ヘテロジニアスネットワーク構成,2GHz帯のみを用いる場合について,ユーザがオフロードの有無を決定するユーザ決定法・理論特性を比較対象として計算機シミュレーションを行う.その結果,提案法を適用することにより,ユーザ決定法よりもチャネル品質情報(CQI: Channel Quality Indicator)報告量が若干増大するものの公平性を改善できること,小型セル数が少ない(本評価ではマクロ1セクタあたり2局)条件において,現実的なCQI報告量で理論特性に近い特性を実現できることを示す.

収録刊行物

詳細情報 詳細情報について

  • CRID
    1390580704332076416
  • DOI
    10.14923/transcomj.2023gwp0014
  • ISSN
    18810209
  • 本文言語コード
    ja
  • データソース種別
    • JaLC
  • 抄録ライセンスフラグ
    使用不可

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