コロナ禍において地域老人クラブ活動に学生補助員として参加した看護学生の特徴と認識

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書誌事項

タイトル別名
  • Characteristics and Perceptions of Nursing Students Who Participated as Student Assistants in Community Senior Citizens Club Activities During the COVID-19 Pandemic

抄録

<p>目的:コロナ禍において地域老人クラブ活動に学生補助員として参加した看護学生の特徴と認識を明らかにすること。</p><p>方法:看護学部4年生5名を対象とした。混合研究法を用い、自記式質問紙とインタビューから得られた量的・質的データを分析した。</p><p>結果:ボランティア活動参加動機尺度平均点は、知識の習得、職業上での成功、利他主義の順で高く、平均点が最も低かった感情的安寧は活動後に有意な上昇が見られた(p<.05)。対象者の語りから【地域活動へのレディネス】【活動のしやすさとしづらさ】【活動参加による自身へのメリット】【対人コミュニケーション機会からの学び】【活動を運営・促進する能力の必要性】【看護的視野の広がり】の6カテゴリが明らかになった。</p><p>考察:地域活動へのレディネスが活動によるメリットの認識や主体的に学ぶ姿勢といった好循環をもたらした。活動参加の動機は知識の習得等であったが、活動を通して対人コミュニケーション機会が拡大した結果、感情的安寧を得ていた。地域住民の主体的活動への参加を通して、与えられた役割をこなすという姿勢ではなく主体的に学ぶ姿勢で、活動を運営・推進する能力の必要性や看護的視野の広がりを認識した。</p>

収録刊行物

  • 医療看護研究

    医療看護研究 20 (2), 87-95, 2024

    学校法人 順天堂大学医療看護学部

詳細情報 詳細情報について

  • CRID
    1390580837570356608
  • DOI
    10.60254/jhcn.20.2_87
  • ISSN
    27585123
    13498630
  • 本文言語コード
    ja
  • データソース種別
    • JaLC
  • 抄録ライセンスフラグ
    使用不可

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