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- 土井 裕文
- 関西外国語大学
書誌事項
- タイトル別名
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- ¿Con o sin el artículo arábigo الـal- en el arabismo de español?
- スペインゴ ニオケル アラビアゴ キゲン ノ テイカンシ al- ノ ウム
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抄録
スペイン語で al- を冠する単語の多くはアラビア語起源だといわれる。al- はアラビア語の定冠詞であるのだが、その al- とアラビア語における語根に関連があるのかを考察する。結論は次の3つである。 1 . 語根に3子音を含んでいる場合(例:algodón)や、アラビア語の意味を保持している(例:adobe)など、アラビア語らしさを継承している場合に、al- がつきやすい。 2 . アラビア語にとって外来語(サンスクリットなど)にあたる場合(naranja)は、al- がつかない。ただし、ギリシア語起源の場合は、al- を伴っていることが多い。(arroz) 3 . 名詞以外の品詞から入った語(sandía、mezquino)やフレーズとしてまとまって入ってきた語(marfil)、アラビア語起源ではあるものの、定冠詞のないラテン語の時代に定着していた語(cenit, cifra)については、al- がついていない。
収録刊行物
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- 研究論集
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研究論集 119 33-47, 2024-03
関西外国語大学・関西外国語大学短期大学部
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キーワード
詳細情報 詳細情報について
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- CRID
- 1390581003357699712
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- NII書誌ID
- AN00046756
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- NDL書誌ID
- 033401988
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- ISSN
- 03881067
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- 本文言語コード
- ja
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- データソース種別
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- JaLC
- IRDB
- NDL
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- 抄録ライセンスフラグ
- 使用可