教育現場における幼児・児童・生徒・学生の著作権の取り扱いについて

書誌事項

タイトル別名
  • Understanding Copyright for Preschoolers and Students in Educational Settings

抄録

学校などの教育活動の現場では幼児・児童・生徒・学生らが成果物などの著作物を日常的に制作している。これら作品にはれっきとした著作権が備わっており、本来は丁寧な取り扱いが求められる。しかしながら、実際はこれらの作品に著作権があることを、生徒側も教職員側もあまり認識していないというのが現状である。結果として、幼児・児童・生徒・学生らの作品は法的にぞんざいに扱われ、時間の経過とともに消失をしていく運命にある。この教育現場特有の著作権問題はかなり古くから指摘されてはいるが、実務的な面で満足に解決できるような方策は未だに形成されていない。著作権法に従った方法を採れば解決するかのように思えるが、その正攻法は教育現場の負担を増大させることに繋がる。 そこで本稿は教育現場内部の幼児・児童・生徒・学生らの著作権問題を解決するための契機として、この問題に関わる学説や論考を分析することを目的とする。

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