VR(Virtual Reality)を用いた看護基礎教育プログラムの構築と評価 : インストラクショナルデザインによる授業設計

書誌事項

タイトル別名
  • Construction and Evaluation of a Basic Nursing Education Program Using Virtual Reality (VR) : Instructional Design for Teaching

抄録

本学科では、「Virtual Reality(VR)を用いたシミュレータの導入によるフィジカルアセスメント・臨床推論能力を高める演習プログラムの実施」を計画した。3年後期の統合領域科目「看護アセスメント学」は、臨地実習で経験する事例を基にシミュレーション演習を行っており、実習前に看護実践能力を高めるための重要な位置づけにある。本研究では、この科目においてVRを用いたシミュレーション演習を計画・実施し、学生の反応や教育効果を明らかにすることを目的とする。評価項目は、授業の達成度、ARCSモデルに基づく評価、VR酔い、HMD(Head Mount Display)の操作、見え方の慣れについて実施した。演習目標は、8割程度の学生が達成と自己評価しており、興味・関心を持って取り組めたと考えられる。学習の関連性を認識している一方で「自信」は低く、演習目標を明確にし具体性を高めること、VR操作の障壁を軽減する必要がある。VR酔いに対しては実施内容の調整が必要である。

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