普通ポルトランドセメントとけい酸ナトリウムとの硬化過程における固化体の構造の検討

  • 山﨑 誠志
    静岡理工科大学 理工学部物質生命科学科(〒437-0032 静岡県袋井市豊沢2200-2)
  • 西野 英哉
    富士化学株式会社 テクニカルセンター(〒509-9132 岐阜県中津川市茄子川字中垣外1683-1880)
  • 黒岩 大地
    富士化学株式会社 テクニカルセンター(〒509-9132 岐阜県中津川市茄子川字中垣外1683-1880)

書誌事項

タイトル別名
  • INVESTIGATION OF THE STRUCTURE OF THE SOLIDIFIED MATERIAL IN THE HARDENING PROCESS OF PORTLAND CEMENT AND SODIUM SILICATE

抄録

<p>けい酸ナトリウムをセメントで硬化させた固化体について、ラマンスペクトル分析、X線回折測定、29Si固体MAS NMR測定を用いて、固化体の構造を検討した。ラマンスペクトル分析とNMR測定から、反応初期にエーライトが消費され、けい酸ナトリウムが反応を促進することでQ2を含む鎖状構造からなるintermediate phaseであることを確認した。さらに、X線回折のハロー解析によってトバモライトに由来するアモルファス固体が生成していることが明らかになった。</p>

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参考文献 (5)*注記

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