なぜ学内の国際交流機会に参加しないのか : 理系学生を対象にしたPAC分析から

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タイトル別名
  • Why do some students not participate in international exchange opportunities on campus? : From PAC analysis targeting engineering students
  • ナゼ ガクナイ ノ コクサイ コウリュウ キカイ ニ サンカ シナイ ノカ リケイ ガクセイ ヲ タイショウ ニ シタ PAC ブンセキ カラ
  • ナゼ ガク ナイ ノ コクサイ コウリュウ キカイ ニ サンカ シナイ ノ カ : リケイ ガクセイ オ タイショウ ニ シタ PAC ブンセキ カラ

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調査報告

昨今,グローバル社会の進展により,各大学でもグローバル人材の育成を目標に掲げ,留学や学内外の国際交流プログラムなどが盛んに実施されてきた.一方で,日本人の「内向き志向」が指摘され,中でも理系学生はその傾向が強いといわれている.そこで本稿は,なぜ一番気軽に参加できるはずの学内の国際交流機会に参加しないのか,その理由と英語やグローバル人材に対する意識に関して,海外留学や国際交流への参加をためらう2名の理系学生を対象にPAC分析及び半構造化インタビューを実施した.結果,英語の必要性を感じながらも,英語力への自信の無さ,他の日本人参加者の前で失敗することへの恐れから,国際交流機会への参加を敬遠していることが明らかとなった.また,一見「内向き」とも捉えられる発言もあったが,英語は必要であると認識し,ローカルへの還元を目的としたグローバル人材の必要性については肯定的な姿勢を示した.

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