臨床神経生理研修カリキュラムが定める到達目標グレードの妥当性の検討

DOI
  • 神 一敬
    東北大学大学院医学系研究科てんかん学分野
  • 植松 明和
    国立病院機構まつもと医療センター臨床検査科/大東文化大学スポーツ・健康科学部健康科学科
  • 内山 真
    日本大学医学部精神医学系
  • 川合 謙介
    自治医科大学脳神経外科
  • 川端 茂徳
    東京医科歯科大学先端技術医療応用学講座 (整形外科)
  • 小林 勝弘
    岡山大学学術研究院医歯薬学域発達神経病態学
  • 酒田 あゆみ
    九州大学病院検査部
  • 高橋 修
    慶應義塾大学医学部リハビリテーション医学教室/東京都リハビリテーション病院臨床検査科
  • 内藤 寛
    日本赤十字社伊勢赤十字病院脳神経内科
  • 花島 律子
    鳥取大学医学部脳神経医科学講座脳神経内科学分野
  • 藤原 俊之
    順天堂大学大学院医学研究科リハビリテーション医学
  • 矢部 博興
    福島県立医科大学医学部神経精神医学講座
  • 園生 雅弘
    帝京大学医療技術学部/医学部脳神経内科

書誌事項

タイトル別名
  • Validation of attainment target defined by the curriculum for clinical neurophysiology training in Japan
  • Questionnaire survey and process to finalize the curriculum
  • アンケート調査およびカリキュラム確定に至る過程

抄録

<p>日本臨床神経生理学会は, 脳波部門, 筋電図・神経伝導部門の2分野の専門医・専門技術師制度を運用している。専門制度委員会が「臨床神経生理専門医・専門技術師研修カリキュラム (案) 」としてまとめた, 身につけるべき知識・技能の到達目標としてのグレードの妥当性を検証するためのアンケート調査を行った。委員会設定グレードが妥当であるという回答が80%未満に留まったものを, 委員会設定との間に解離ありと定義した。基礎部門では医師設定のみで解離がみられたが, 脳波部門及び筋電図・神経伝導部門では医師設定より技術師設定で解離が目立っていた。委員会設定グレードが妥当であるという回答が50%未満であった技術師設定の4項目 (脳波検査の適応, 脳波の覚醒度・加齢による変化, 神経伝導検査の適応, RNS検査の適応) は, 審議の結果, 委員会設定B (内容の概要を知っている) からA (内容を熟知している) に変更され, 研修カリキュラムが確定された。</p>

収録刊行物

  • 臨床神経生理学

    臨床神経生理学 52 (2), 95-111, 2024-04-01

    一般社団法人 日本臨床神経生理学会

詳細情報 詳細情報について

  • CRID
    1390581246237753728
  • DOI
    10.11422/jscn.52.95
  • ISSN
    2188031X
    13457101
  • 本文言語コード
    ja
  • データソース種別
    • JaLC
  • 抄録ライセンスフラグ
    使用不可

問題の指摘

ページトップへ