免疫チェックポイント阻害薬治療中に食道ステント逸脱による小腸閉塞を発症した1手術例

書誌事項

タイトル別名
  • A Case of Small Bowel Obstruction Due to Stent Migration from the Site of an Esophageal Cancer During Immune Checkpoint Inhibitor Therapy
  • メンエキ チェックポイント ソガイヤク チリョウ チュウ ニ ショクドウ ステント イツダツ ニ ヨル ショウチョウ ヘイソク オ ハッショウ シタ 1 シュジュツレイ

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説明

<p>食道ステント脱落は一般的なステント合併症だが,胃より遠位に移動することはほとんどなく,脱落したステントが原因で小腸閉塞をきたす症例は珍しい。ステント脱落のリスクとして化学療法の腫瘍縮小効果に伴う食道癌部内圧の低下や,カバードステントなど滑りやすい材質の使用が報告されている。とくに,近年食道癌での使用が可能となった免疫チェックポイント阻害薬(immune checkpoint inhibitors:以下,ICI)は,従来の殺細胞性抗腫瘍薬より高い腫瘍縮小効果が期待できることから,ステント併用時の脱落のリスクが懸念される。今回,われわれは進行食道癌部ステント留置後にICI併用化学療法を行い,ステント脱落から小腸閉塞をきたし手術を要した1例を経験したので報告する。</p>

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