臨床研修医に対する院内トリアージシステムの早期教育の取り組み-入職3年目における理解度調査-

  • 若林 恵子
    日本医科大学付属病院 看護部
  • 須﨑 真
    日本医科大学付属病院 大学院医学研究科 総合医療・健康科学分野
  • 工藤 美美
    日本医科大学付属病院 看護部
  • 卯月 真弓
    日本医科大学付属病院 看護部
  • 山﨑 直人
    日本医科大学付属病院 看護部
  • 若栗 大朗
    日本医科大学付属病院 大学院医学研究科 総合医療・健康科学分野
  • 小野寺 麻加
    日本医科大学付属病院 大学院医学研究科 総合医療・健康科学分野
  • 小野寺 直子
    日本医科大学付属病院 大学院医学研究科 総合医療・健康科学分野
  • 兵働 英也
    日本医科大学付属病院 大学院医学研究科 総合医療・健康科学分野
  • 髙木 元
    日本医科大学付属病院 大学院医学研究科 総合医療・健康科学分野
  • 小原 俊彦
    日本医科大学付属病院 大学院医学研究科 総合医療・健康科学分野
  • 安武 正弘
    日本医科大学付属病院 大学院医学研究科 総合医療・健康科学分野

説明

【目的】臨床研修医への院内トリアージシステム教育の3年後の評価を行う。【方法】専攻医61名を対象にアンケート調査を行い,院内トリアージシステム教育の理解度や効果を評価し,ノンパラメトリック検定で解析した。【結果】37 名から回答があった(回答率61%)。院内トリアージシステム講習の受講率は85%で,理解度89%。診療に活用できた79%,看護師との連携・実践82%。JTAS(緊急度判定支援システム:Japan Triage and Acuity Scale)認知度42%であったが,講習後の事後評価で88%に向上した。講習受講者は非受講者より認知度が有意に高かった(P < 0.01)。【考察・結語】初期の院内トリアージ講習が3年後の認知度向上や診療への活用,看護師との連携・協働を促進する可能性が示唆された。教育プログラムの改善や実践機会の増加が,院内トリアージシステムの理解と導入に寄与することが期待される。

収録刊行物

詳細情報 詳細情報について

  • CRID
    1390583325340493952
  • DOI
    10.60227/jhgmwabun.20.5_235
  • ISSN
    27587878
    21858136
  • 本文言語コード
    ja
  • データソース種別
    • JaLC
  • 抄録ライセンスフラグ
    使用不可

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