インストラクショナルデザインの学修が授業設計・TPACKおよび数学指導不安感に与える影響
書誌事項
- タイトル別名
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- How Does Learning Instructional Design Theories Affect Pre-service Mathematics Teachers’ Instructional Design, TPACK Development, and Mathematics Teaching Anxiety?
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説明
<p>本研究の目的は,IDの学修が,数学科教職課程学生の学習指導案へどのように盛り込まれるのか,IDの学修を通して,TPACKに関わる能力は育成されるのか,数学指導不安感は解消されるのか,またそれらの関係を明らかにすることである.A大学理学部の数学科教職課程学生81名を対象に,学習指導案の評価と質問紙による自己評価を行った.分析の結果,IDを学修した数学科教職課程学生は,TPACKのすべての構成要素の自己評価が向上したが,数学指導不安感は変容しなかった.また,学習指導案に,練習の機会をつくる工夫を反映するほど,PK,TK,PCK,TCK,TPCKの自己評価が高いことや,フィードバックを与える工夫を反映するほど,TPKの自己評価が高いことがわかった.さらに,数学科教職課程学生のCKが高いほど,学習指導案に前提知識を思い出させる工夫を反映しないこと,教員自身に関する数学指導不安感が高いことが明らかとなった.</p>
収録刊行物
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- 日本教育工学会論文誌
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日本教育工学会論文誌 48 (3), 457-472, 2024-10-20
一般社団法人 日本教育工学会
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キーワード
詳細情報 詳細情報について
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- CRID
- 1390583347565877248
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- ISSN
- 21896453
- 13498290
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- 本文言語コード
- ja
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- データソース種別
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- JaLC
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- 抄録ライセンスフラグ
- 使用不可