セツルメント史概観 : その誕生から日本における実践まで

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タイトル別名
  • An Overview of the History of Settlement
  • セツルメントシ ガイカン : ソノ タンジョウ カラ ニホン ニ オケル ジッセン マデ

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説明

セツルメントは、労働者教育の系譜と貧民教化事業の系譜が結実した実践として1800年代後半にイギリスではじまり、世界的に拡大した実践である。我が国には1890年代以降紹介され、社会事業家により実践が始まっている。本論では、先行研究を辿りながら、その経緯をまとめるとともに、役割や機能を分類整理した。なお、本論は、我が国セツルメント実践や思想が、戦後、社会教育と社会福祉に分離し、公民館活動と社会福祉協議会活動および在宅福祉サービス活動に継承されているのではないかとの仮説のもと、セツルメントの歴史を辿りなおしながらコミュニティオーガニゼーションおよびコミュニティケアの原型を探ろうとする作業経過報告であり、結論の導出には至っていない、いわば研究ノートである。

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