モルヌピラビルの短期投与により寛解した猫伝染性腹膜炎の猫 2 例

書誌事項

タイトル別名
  • Two Cases of Feline Infectious Peritonitis Treated with Molnupiravir
  • モルヌピラビル ノ タンキ トウヨ ニ ヨリ カンホグシタ ネコ デンセンセイ フクマクエン ノ ネコ 2レイ
公開日
2024-03-25
DOI
  • 10.11252/dobutsurinshoigaku.33.21
公開者
動物臨床医学会

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説明

<p>モルヌピラビルの短期間の投与により寛解した猫伝染性腹膜炎(FIP)の 2 例を経験した。症例 1 はスコティッシュフォールド,5 歳,去勢雄。元気食欲の低下と腹部膨満を主訴に来院した。腹水検査で FIP ウイルス遺伝子が検出された。FIP と診断し,モルヌピラビル 10 mg/kg BID,プレドニゾロン 1 mg/kg SID の投与を開始した。第 4 病日には元気食欲が回復し,第 18 病日には腹水が消失し,血液検査も正常化したため,投薬を中止した。症例 2 はスコティッシュフォールド,10 カ月齢,去勢雄で他院にて FIP と診断されセカンドオピニオンで来院した。腹水検査で FIP ウイルス遺伝子が検出された。FIP と診断し,モルヌピラビル 10 mg/kg BID とプレドニゾロン 1 mg/kg SID の投与を開始した。第 5 病日には元気食欲が回復し,第 14 病日には腹水が消失し,第 34 病日には血液検査も正常化したため,投薬を中止した。いずれの症例も再発は認められない。FIP においてモヌルピラビルは臨床所見が消失した時点で休薬しても治癒する可能性があることを示した。</p>

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