外来キノボリトカゲの新しい防除方法の開発と検証 ―キノボリトカゲ防除研究会―
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- 保田 昌宏
- 宮崎大学農学部
書誌事項
- タイトル別名
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- Development and validation of a new control method for the exotic tree lizards ―Tree Lizard Control Research Group―
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説明
<p>宮崎県日向市には特定外来生物であるスウィンホーキノボリトカゲが,宮崎県日南市にはオキナワキノボリトカゲが定着し,生態系への影響が危惧されている.これらの個体数抑制のために,生け捕りや粘着トラップでの捕獲が実施されてきたが,キノボリトカゲの密度が徐々に上昇してきており,より効果的な捕獲方法の開発が求められる.キノボリトカゲは4月から11月頃まで樹上や地上で発見されるが,12月から3月は冬越していると思われたが,場所は不明であった.そこで本調査では,キノボリトカゲの冬越しの場所を突き止め,冬季捕獲も可能とするために調査を実施した.本研究の結果,キノボリトカゲは地面や落ち葉の下で不動化し越冬していることが明らかになった.不動化したキノボリトカゲはほぼ全て捕獲可能であり,簡易ビニール袋温室を用いた効果的な防除の可能性が示された.</p>
収録刊行物
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- 自然保護助成基金助成成果報告書
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自然保護助成基金助成成果報告書 34 (0), 51-57, 2025-05-30
公益財団法人 自然保護助成基金
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詳細情報 詳細情報について
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- CRID
- 1390585824884197120
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- ISSN
- 21897727
- 24320943
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- 本文言語コード
- ja
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- データソース種別
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- JaLC
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- 抄録ライセンスフラグ
- 使用不可