量子ドット太陽電池研究の展開

  • 荒川 泰彦
    東京大学 ナノ量子情報エレクトロニクス研究機構 東京大学 生産技術研究所
  • 野澤 朋宏
    東京大学 ナノ量子情報エレクトロニクス研究機構 シャープ株式会社 研究開発本部 基盤技術研究所
  • 田辺 克明
    東京大学 ナノ量子情報エレクトロニクス研究機構

書誌事項

タイトル別名
  • Advances in highly efficient quantum dot solar cells
  • リョウシ ドット タイヨウ デンチ ケンキュウ ノ テンカイ

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抄録

<p>量子ドットは,単接合型半導体太陽電池に対して新たな設計自由度を与え,高効率化をもたらす可能性を有している.本稿では,多中間バンドの導入により,理論変換効率が80%近くまで達しえることを示すとともに,開放電圧の劣化のない量子ドット太陽電池やフレキシブル量子ドット太陽電池の実現などについて論じる.さらに,太陽電池の超高効率がもたらすコスト競争からの脱却に向けたパラダイムシフトや,今後取り組むべき課題についても言及する.</p>

収録刊行物

  • 応用物理

    応用物理 81 (7), 585-588, 2012-07-10

    公益社団法人 応用物理学会

参考文献 (17)*注記

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