ヒドロキシクロロキンによる眼部副作用
-
- 篠田 啓
- 埼玉医科大学病院眼科
書誌事項
- タイトル別名
-
- Ocular Adverse Effects of Hydroxychloroquine
この論文をさがす
説明
クロロキン網膜症はクロロキン(CQ)の長期投与により両眼黄斑が障害される網膜症として有名で,本邦における三大薬害の一つであり50年以上使用が制限されていた.2015年に全身性エリテマトーデス,皮膚エリテマトーデスに対してヒドロキシクロロキン(HCQ)に薬事承認が得られ,CQと比して低頻度であるがHCQ内服においても同様の網膜症が生じうる.治療は投与を中止することであるが,投薬を中止しても進行悪化することがあり早期発見が重要である.発症には累積投与量,肝機能腎機能障害,高齢などが関与し,処方医と眼科医の連携が極めて重要である.
収録刊行物
-
- 神経眼科
-
神経眼科 36 (3), 285-290, 2019-09-25
日本神経眼科学会
- Tweet
キーワード
詳細情報 詳細情報について
-
- CRID
- 1390845702294600960
-
- NII論文ID
- 130007723478
-
- ISSN
- 21882002
- 02897024
-
- 本文言語コード
- ja
-
- データソース種別
-
- JaLC
- CiNii Articles
-
- 抄録ライセンスフラグ
- 使用不可