浮泥堆積域における音響測深による観測海底面と底泥密度の関係性に関する評価

書誌事項

タイトル別名
  • A STUDY ON RELEVANCE BETWEEN SEABED SURFACE OBSERVED BY ACOUSTIC SOUNDING AND WET DENSITY OF FLUID MUD

抄録

<p> 港湾分野では,マルチビーム測深による3次元データを活用する事で生産性向上を目指すICT浚渫工(港湾)が2017年度より開始されている.一方,浮泥堆積海域でマルチビーム測深を実施した場合,比較的密度の低い浮泥層の上面が観測海底面となり,船舶の航行上支障が生じる水深と一致しない場合がある.例えば,浮泥密度を考慮した測深が可能となれば,より効率的な水深管理が可能となるが,密度計による物性値測定を別途実施する事は作業コストの増大になる事から,音響測深の測深結果と底泥密度との対応関係を評価し,音響測深による上記水深の推計が可能となる効率的な測深手法の構築が望まれる.そこで本研究は,ICT浚渫工での浮泥の影響がもたらす問題点の把握と共に,東京湾での現地観測により,観測海底面と底泥密度分布との対応関係について検討した.</p>

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参考文献 (1)*注記

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