高ハードセグメント含有ポリウレタンで改質したエポキシ硬化物の諸物性Ⅱ-マクログリコールの分子量と化学構造の影響-

書誌事項

タイトル別名
  • Various Physical Properties of Epoxy Resins Modified byPolyurethanes Containing High Hard Segment Ⅱ-Influence of Molecular Weight and Chemical Structure of Macroglycols-
  • 高ハードセグメント含有ポリウレタンで改質したエポキシ硬化物の諸物性(2)マクログリコールの分子量と化学構造の影響
  • コウハードセグメント ガンユウ ポリウレタン デ カイシツ シタ エポキシ コウカブツ ノ ショ ブッセイ(2)マクログリコール ノ ブンシリョウ ト カガク コウゾウ ノ エイキョウ

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説明

<p>ポリオキシテトラメチレングリコール(PTMG:分子量650,T65),またはエポキシ樹脂との相溶性が高いポリカプロラクトングリコール(PCL:分子量1000,L1)を用いた高ハードセグメント含有ポリウレタン(PUR)を前報と同様の方法でそれぞれ合成し,分子量と化学構造の異なるPUR中のハードセグメント(HS)含有量及びエポキシへの添加量を変えた硬化物の諸物性を測定し,前報の結果と合わせて検討した。硬化物の物性結果から,T65-PUR系では添加量の増加とともに接着性や破壊靭性が向上し,HS含有量の増加は,曲げ特性と破壊靭性に対して改質効果が見られた。破壊面のモルフォロジー観察結果からは,いずれの系も海島型のミクロ相分離構造であり,HS含有量の増加はPUR粒子を微細化することを認めた。一方,エポキシ樹脂との相溶性が高いL1-PUR系では,接着物性のじゃっかんの向上及び破壊靭性値と曲げ弾性率の増大を認めた。この系の破壊面のSEM 観察から,PTMG系よりも極めて微細なナノスケールの相分離構造を形成していることを確認した。</p>

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