近赤外光を用いた非侵襲な炎症部位の検出
書誌事項
- タイトル別名
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- Detection of inflammation part using near infrared ray without invasion
抄録
<p>体表の炎症部位を非侵襲に検出することは, 皮膚感染症の早期治療において重要である. しかし, 現在多くの医療現場において, 炎症の判別は医師の経験と技術が必要とされている. そのため, 炎症の有無を定量的に判別する手法によって, 炎症の発見の補助が可能になると考えられる. 炎症部位に対して, 傷ついた細胞やウイルスなどを処理するために血液を介して白血球が送り込まれる. そのため炎症は血流量が増加し, 血液量は正常な状態よりも多くなると考えられる. また, 血液内に含まれているヘモグロビン量は, 近赤外光の吸光度によって計測することができる. したがって組織に含まれている血流量の違いから, 炎症の有無を定量的に判別するセンサの開発を行った.本研究では人体での使用を行う前に, 先行研究として, 鶏肉(レバー, ささみ)を用いて血液量の多い組織と少ない組織を判別した. フォトダイオードを用いた近赤外光検出器を作製した. 赤外LED光源と検出器の間に計測したい鶏肉を配置し, LEDを点灯した際に肉を透過した近赤外光を検出する. 検出器からの出力をA/D変換器を用いてコンピュータに出力する. 炎症が発生している組織に見立てた血液量の多いレバーと, 健常な組織に見立てた血液量の比較的少ないささみの近赤外光の吸光度の違いを用いて, 組織の血液量の相対的な判別を行った. </p>
収録刊行物
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- 生体医工学
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生体医工学 Annual56 (Abstract), S403-S403, 2018
公益社団法人 日本生体医工学会
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詳細情報 詳細情報について
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- CRID
- 1390845713000209920
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- NII論文ID
- 130007483971
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- ISSN
- 18814379
- 1347443X
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- 本文言語コード
- ja
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- データソース種別
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- JaLC
- CiNii Articles
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- 抄録ライセンスフラグ
- 使用不可