アニオンギャップ偽正常化を伴うケトアシドーシスを認めたブロム中毒の1例

書誌事項

タイトル別名
  • Pseudonormalization of the Serum Anion Gap in a Patient with Ketoacidosis Caused by Bromvalerylurea Intoxication
  • 今月の症例 アニオンギャップ偽正常化を伴うケトアシドーシスを認めたブロム中毒の1例
  • コンゲツ ノ ショウレイ アニオンギャップ ギ セイジョウカ オ トモナウ ケトアシドーシス オ ミトメタ ブロム チュウドク ノ 1レイ

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説明

<p>悪心嘔吐,意識障害,小脳性運動失調を呈した50歳女性.偽性高クロール血症と著明な虫部を含めた小脳全般の萎縮がみられ,ブロムワレリル酸含有解熱鎮痛薬の常用歴があり,血中ブロム濃度の高度上昇を確認し,ブロムワレリル酸中毒と診断した.ブロムワレリル尿素含有解熱鎮痛薬は本邦では一般に市販され,今なお,問題となり得る疾患であり,病態にそぐわない高クロール血症では,同疾患も念頭に置いた診断・治療が求められる.</p>

収録刊行物

  • 日本内科学会雑誌

    日本内科学会雑誌 106 (11), 2410-2417, 2017-11-10

    一般社団法人 日本内科学会

被引用文献 (1)*注記

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参考文献 (9)*注記

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