女性尖圭コンジローマ感染症における感染部位と子宮頸部異形成の割合

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タイトル別名
  • Ratio of condyloma acuminatum lesion sites in female genitals and its association with cervical intraepithelial neoplasia occurrence
  • ジョセイ セン ケイ コンジローマ カンセンショウ ニ オケル カンセン ブイ ト シキュウ ケイブイケイセイ ノ ワリアイ

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説明

当クリニックを2017年6月~8月に受診した94人の女性尖圭コンジローマ患者(平均年齢 32.0歳;17~52歳)における感染部位(疣贅の発生部位)は、外陰、肛門周囲が96.8%、腟内、子宮頸部が95.7%、肛門内が29.8%、尿道が17.0%であった。子宮頸部スメア異常は36.2%に見られ、子宮頸部異形成の発生割合は、CIN1以上が23.4%、CIN2以上が4.3%、CIN3以上が2.1%であり、女性尖圭コンジローマの診察の際には外陰部以外の病変を念頭におき視診を行い、さらに子宮頸がんの合併を視野にいれた診察の必要性が示唆された。

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