書誌事項
- タイトル別名
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- Clinical study of parapharyngeal space tumors: report of 26 cases
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抄録
副咽頭間隙腫瘍は比較的まれな腫瘍であり,診断や治療,術後の合併症に難渋することもある。当科で2004年から2018年に経験した26例を臨床的に検討した。年齢は27〜82歳(平均54.1歳)で,男性14例,女性12例であった。病理組織診断の内訳は神経原性腫瘍が12例,唾液腺腫瘍が10例(悪性腫瘍は4例)と多くを占めた。術前の画像診断では,神経原性腫瘍12例中11例が茎突後区由来であり,唾液腺腫瘍10例全例が茎突前区由来であった。術式は経頸部法が11例,経頸部耳下腺法が10例,下顎骨正中離断を要したのが3例,生検のみが2例であった。術後の合併症を60%に認め,このうち下位脳神経麻痺が9例,first bite syndromeは5例,咽喉頭浮腫は6例であったが,多くは一過性であった。
収録刊行物
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- 頭頸部外科
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頭頸部外科 28 (3), 265-270, 2019
特定非営利活動法人 日本頭頸部外科学会
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詳細情報 詳細情報について
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- CRID
- 1390845713060127104
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- NII論文ID
- 130007632070
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- ISSN
- 1884474X
- 1349581X
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- 本文言語コード
- ja
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- データソース種別
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- JaLC
- Crossref
- CiNii Articles
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- 抄録ライセンスフラグ
- 使用不可