小児科病棟の一人前看護師が中堅看護師に成長する ための自律性とその影響要因

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タイトル別名
  • Autonomy Required for a Mid-level Nurse in the Pediatric Ward to Develop into I Proficient Nurse, and Its Influencing Factors
  • ショウニカ ビョウトウ ノ イチニンマエ カンゴシ ガ チュウケン カンゴシ ニ セイチョウ スル タメ ノ ジリツセイ ト ソノ エイキョウ ヨウイン

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抄録

本研究の目的は,小児科病棟の一人前看護師が中堅看護師に成長するための自律性とその影響要因を明らかにすることである。全国の500床を有する総合病院の小児科病棟において新人看護師を経て2年目以降も継続して就業している看護師を対象に,自律性,職業キャリア成熟,職場環境・職務意識について質問紙調査を行った。一人前看護師の自律性は中堅看護師より低かった。一人前看護師の自律性高群は低群よりも職業キャリア成熟が高く,職業キャリア成熟は自律性を高める要因であった。職業キャリア成熟と職場環境・職務意識が影響し合いながら自律性を高め,一人前看護師を中堅看護師へと成長させていた。一人前看護師が自律性を高めながら中堅看護師に成長していくには,職業キャリア成熟を促し,処遇や労働条件を改善していくためのシステム構築の必要性が示唆された。

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