Vialinin Aの免疫学的刺激ヒト骨髄性好塩基球系KU812細胞における抗アレルギー効果

  • 小野瀬 淳一
    東京農業大学応用生物科学部食品安全健康学科
  • 吉岡 泰淳
    東京農業大学応用生物科学部食品安全健康学科
  • 本橋 寛子
    東京農業大学応用生物科学部食品安全健康学科
  • 飯田 恭兵
    東京農業大学応用生物科学部食品安全健康学科
  • 菅谷 紘一
    東京農業大学応用生物科学部食品安全健康学科
  • 阿部 尚樹
    東京農業大学応用生物科学部食品安全健康学科

書誌事項

タイトル別名
  • Anti-allergic Effects of Vialinin A on Immunologically Stimulated KU812 Cells
  • Vialinin A ノ メンエキガクテキ シゲキ ヒト コツズイセイ コウエンキキュウケイ KU812 サイボウ ニ オケル コウアレルギー コウカ

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抄録

<p>Vialinin Aの抗アレルギー活性についてヒト骨髄性好塩基球性白血病細胞株KU812細胞からのヒスタミンおよびTNF-α放出への影響を調べたところ,抗原抗体反応誘導時においてvialinin AはヒスタミンおよびTNF-αの放出を抑制し,50%抑制率(IC50)の平均値および標準偏差は,それぞれ30.0±2.8nMおよび0.04±0.01nMを与えた。Vialinin Aの細胞内標的分子を探索するため,vialinin Aの活性アナログである5’,6’-dimethyl-1,1’,4’,1”-terphenyl-2’,3’,4,4”-tetraol(DMT)のビオチン誘導体をバイオプローブとして用いることにより分子量100kDa付近に単一のバンドを示すタンパク質が得られた。マススペクトルを用いたpeptide mass fingerprinting法により,KU812におけるvialinin Aの標的分子の一つとして脱ユビキチン化酵素の一種であるubiquitin-specific peptidase 5(USP5)を同定した。</p>

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