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- 梅田 聡
- 慶應義塾大学 文学部心理学研究室
書誌事項
- タイトル別名
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- Theoretical considerations and neural mechanisms of empathy
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説明
<p> 共感に関する研究は, 近年, さまざまな観点から進められており, 理論的に確立され, 神経メカニズムも徐々に明らかにされつつある。本稿では, 共感を1) 行動的共感, 2) 身体的共感, 3) 主観的共感に分ける理論的枠組みを提案し, それぞれの定義および特徴について述べる。次に, sympathy とempathy の違いについて触れた上で, 共感の背後にある「心の理論」および共感との関係性について再検討する。 さらに, 共感を生じさせる上で重要な身体性について述べた上で, 各種の共感を支える神経メカニズムについて, ネットワーク的視点および局在論的視点からまとめる。最後に, 自閉症スペクトラム障害などの発達障害や神経心理学の視点から, 共感の病理について考える。</p>
収録刊行物
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- 高次脳機能研究 (旧 失語症研究)
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高次脳機能研究 (旧 失語症研究) 38 (2), 133-138, 2018-06-30
一般社団法人 日本高次脳機能学会
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詳細情報 詳細情報について
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- CRID
- 1390845713080281088
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- NII論文ID
- 130007672219
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- ISSN
- 18806554
- 13484818
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- 本文言語コード
- ja
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- データソース種別
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- JaLC
- Crossref
- CiNii Articles
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- 抄録ライセンスフラグ
- 使用不可