アトピー性皮膚炎と皮膚感覚受容器

  • 加茂 敦子
    順天堂大学大学院医学研究科環境医学研究所
  • 冨永 光俊
    順天堂大学大学院医学研究科環境医学研究所
  • 高森 建二
    順天堂大学大学院医学研究科環境医学研究所 順天堂大学医学部附属浦安病院院長

書誌事項

タイトル別名
  • Itch in Atopic Dermatitis-the Role of Skin as Sensory Receptor
  • アトピーセイ ヒフエン ト ヒフ カンカク ジュヨウキ

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説明

<p>アトピー性皮膚炎(AD)に認められる痒みは強い掻破行動を引き起こし,さらに湿疹を増悪させる.したがって,ADの治療において痒みの制御は非常に重要であるが,代表的な止痒薬である抗ヒスタミン薬が有効でないことが多い.さらに,ADでは皮膚感覚異常ともいえる症状が存在し,痒みのコントロールを困難にしている.本稿では,ADに認められる難治性痒みに着目し,感覚受容器としての皮膚の関与について概説する.</p>

収録刊行物

  • 顕微鏡

    顕微鏡 46 (4), 233-237, 2011-12-30

    公益社団法人 日本顕微鏡学会

参考文献 (35)*注記

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