書誌事項
- タイトル別名
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- The significance of human papillomavirus screening in urine samples among men
- ダンセイ ニ オケル ニョウケンタイ オ モチイタ Human Papillomavirus ケンサ ノ イギ
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説明
【目的】男性における尿検体を用いたHPV検査の意義について検討した。【対象と方法】泌尿器科外来を受診した788例を対象とし、亀頭の擦過検体と尿検体を採取した。各検体からDNAを採取し、HPV検査を実施した。【結果】年齢は53.9±20.8歳。HPV検出率は亀頭検体24.1%、尿検体6.6%であり、亀頭検体で有意に高かった。そのうち高リスク型HPV検出率は亀頭54.7%、尿50.0%であった。外性器HPV検出に対する尿検体の特異度および感度は、それぞれ65%、79%であった。HPV陽性例の中で、発がんに最も関連するHPV16の検出率は、亀頭5.8%、尿23.1%であり、尿検体において有意に高かった。【結論】男性において性器HPV感染のスクリーニングとしては、亀頭の擦過検体を用いるべきである。一方、尿からは16型が多く分離され、その病原性を検討するには、尿検体も用いたほうが良いかもしれない。
収録刊行物
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- 日本性感染症学会誌
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日本性感染症学会誌 30 (1), 15-20, 2019-08-31
一般社団法人日本性感染症学会
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キーワード
詳細情報 詳細情報について
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- CRID
- 1390846609807870336
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- NII書誌ID
- AN10423369
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- ISSN
- 24342505
- 09170324
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- NDL書誌ID
- 032529239
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- 本文言語コード
- ja
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- データソース種別
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- JaLC
- NDLサーチ
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- 抄録ライセンスフラグ
- 使用不可