地域資源を活用した公共交通デザイン:
書誌事項
- タイトル別名
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- Public Transportation Design with Local Resources:
- Bus Rapid Transit in Hitachi City
- ひたちBRTを事例として
説明
本研究の目的は、茨城県日立市のバス高速輸送システム(ひたちBRT)のデザインプロセスをケーススタディとし、公共交通のデザインによる地域活性化への寄与を考察することである。我々は、バスおよびバス停のグラフィックデザイン等を担当し、そのためモチーフを探索し、地域のサポーター組織と話し合いをしつつ、最終的なデザインを行った。バスのモチーフは日立市民が誇りにしている事物から選定し、「海」「桜」「日立風流物」「鉱工業」「ポポー」「かみね公園」「海中」「きららの里」「シビックセンター」である。2013年度に2台、2017年度に5台、2018年度に2台のバスが完成した。1台目のみ公募で選ばれたデザインのリ・デザイン、他は我々のオリジナルである。バス停17箇所それぞれのグラフィックもデザインした。市民の身近なモチーフをグラフィックに展開したことにより、市民の愛着が得られることが期待され、地域活性化に寄与することが示唆された。
収録刊行物
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- デザイン学研究作品集
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デザイン学研究作品集 25 (1), 1_40-1_45, 2020-03-31
一般社団法人 日本デザイン学会
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詳細情報 詳細情報について
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- CRID
- 1390846609817529216
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- NII論文ID
- 130007818473
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- ISSN
- 21887772
- 13418475
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- 本文言語コード
- ja
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- データソース種別
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- JaLC
- CiNii Articles
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- 抄録ライセンスフラグ
- 使用不可