片頭痛に伴い再発を繰り返す網膜動脈閉塞症の1例
書誌事項
- タイトル別名
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- A Case of Recurrent Branch Retinal Artery Occlusion(BRAO) Associated with Migraine
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説明
<p> 片頭痛に関連すると思われた,若年者の網膜動脈分岐閉塞症(以下BRAO)の1例を経験したので報告する.症例は25歳,女性.過去に3回のBRAOを繰り返していた.X年8月,右眼上方に視野欠損を自覚し,当院を受診した.視力は右1.2,左1.2.瞳孔不同なし,右RAPD(relative afferent pupillary defect )陽性.眼球運動制限なし,眼球突出なし.前眼部,中間透光体に異常はなかった.眼底は右眼の視神経乳頭下方の網膜動脈周囲に蒼白浮腫を認め,蛍光眼底造影でBRAOと診断した.既往歴に片頭痛があり,その頻度は近年増加していた.かつ過去全てのBRAO発症時には片頭痛が発症していた.本症例では片頭痛予防薬を開始後,頭痛,視覚障害の回数は軽減,現在までBRAOの再発はない.</p>
収録刊行物
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- 神経眼科
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神経眼科 37 (1), 45-50, 2020-03-25
日本神経眼科学会
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詳細情報 詳細情報について
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- CRID
- 1390846609820413312
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- NII論文ID
- 130007823733
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- ISSN
- 21882002
- 02897024
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- 本文言語コード
- ja
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- データソース種別
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- JaLC
- CiNii Articles
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- 抄録ライセンスフラグ
- 使用不可