書誌事項
- タイトル別名
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- Oral consumption of sulforaphane precursor-rich broccoli supersprouts decreases serum levels of advanced glycation end products in humans
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説明
加齢に伴い生体内蛋白は糖化変性修飾を受け,構造的にも機能的にも劣化した終末糖化産物(advanced glycation end products:AGE)を形成するに至る。さらに,AGEは,細胞表面受容体であるRAGE(receptor for AGE)によって認識され,酸化ストレスや炎症反応を惹起させて,心血管合併症,アルツハイマー病,癌,骨粗鬆症などの老年疾患の発症・進展に関わることが知られている。われわれは以前に,試験管内において①スルフォラファンがAGEの形成を阻害すること,②スルフォラファンが血管細胞におけるRAGEの発現を抑えることを明らかにしてきた。本研究では,文書で説明と同意が得られた成人男女25名(男性11名,女性14名,平均年齢49.5歳)を対象に,スルフォラファン前駆体を高濃度に含むブロッコリースーパースプラウトを毎日25g,2ヵ月間摂取することで血中AGEレベルが低下するか否かについて,前向きに検討した。ブロッコリースーパースプラウトの摂取で,体重と体格指数(body mass index:BMI)が有意に減り,腹囲がおよそ2.5cm減少した。さらに,血中AGEレベルが24.5から19.6U/mLと顕著に下がり,HbA1c,拡張期血圧,総コレステロール,HDL-コレステロール,尿素窒素も有意に低下した。肝障害などの有害事象は,全く観察されなかった。また,体感と食事に対する意識に関するアンケート調査でも,被験者自身,体調の改善や減量を自覚しており,有意に食事に関する意識の向上が認められた。以上,スルフォラファン前駆体を高濃度に含むブロッコリースーパースプラウトを摂食することにより,生体内のAGE化が抑えられる可能性が考えられる。
収録刊行物
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- Diabetes Frontier Online
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Diabetes Frontier Online 2 (e1), 011-011, 2015-07-24
Medical Review Co.,Ltd
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詳細情報 詳細情報について
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- CRID
- 1390846637103649920
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- ISSN
- 21887527
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- 本文言語コード
- ja
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- データソース種別
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- JaLC
- Crossref
- OpenAIRE
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- 抄録ライセンスフラグ
- 使用不可