地域におけるソーシャルメディアの役割と利用誘因に関する調査研究

  • 田中 康裕
    早稲田大学アジア太平洋研究センター 総務省情報通信政策研究所
  • 小舘 亮之
    総務省情報通信政策研究所 津田塾大学学芸学部情報科学科
  • 山内 真由美
    総務省情報通信政策研究所

書誌事項

タイトル別名
  • チイキ ニ オケル ソーシャル メディア ノ ヤクワリ ト リヨウ ユウイン ニ カンスル チョウサ ケンキュウ

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抄録

ソーシャルメディアを活用して、地域に向けた積極的な情報発信を試みている事例が増えているが、その効果の具体的な評価方法は、今後の研究課題となっている。<br>本研究では、調査対象4都市(各250名)及び全国(2,000名)の一般利用者を対象としてウェブアンケート調査を実施し、各地域におけるソーシャルメディアの利用誘因の特徴を定量化することで、地域におけるソーシャルメディアの効果を評価し、その役割を明らかにすることとした。定量化にあたっては、インターネット利用の分析にも使用例のあるTAM 評価尺度や自己効力感尺度を用いた。また、4都市において市民向けソーシャルメディアを展開する市役所担当者に対してヒアリングを実施し、地域の現状を確認した。<br>分析の結果、ソーシャルメディア利用者は、コミュニケーションツールとしての価値を評価していた。また、対象地域のうち、岡山市と山口市の結果から、同市の利用者が、機器利用に対して、潜在的な苦手意識を持つことが明らかにされた。

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