VVC互換性を有するスプライト映像符号化方式

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タイトル別名
  • VVC-Compliant Sprite Video Coding

抄録

パン・チルト・ズーム操作を用いつつ撮影された映像シーケンスから一枚の統合画像(スプライト)を生成し,これを符号化・参照しつつ映像シーケンスを符号化する「スプライト符号化方式」が過去提案されている.一般にスプライトの縦横画素サイズは入力映像のそれよりも大きいため,サイズの異なる画像を特別に符号化する機構を備えたMPEG-4 Main Profileでのみスプライト符号化方式が可能であったが,それを備えないMPEG-2,MPEG-4/AVC,MPEG-H HEVC等では実現が困難であった.本論文では次世代映像符号化規格MPEG-I VVCを用いスプライト符号化方式を効率的に実現する方法を提案する.提案手法によりY BD-Rateで22〜32%の利得,符号化時間で7〜11%の短縮が確認された.

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詳細情報 詳細情報について

  • CRID
    1390848647560908288
  • DOI
    10.14923/transinfj.2020iel0003
  • ISSN
    18810225
    18804535
  • 本文言語コード
    ja
  • データソース種別
    • JaLC
  • 抄録ライセンスフラグ
    使用不可

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