NICU入院児における児童虐待のリスク要因の分析 ─退院後の虐待の有無と「児童虐待アセスメント・ツール」との関連─

DOI
  • 龜山 千里
    総合病院土浦協同病院看護部 筑波大学大学院人間総合科学研究科看護科学専攻
  • 岡山 久代
    筑波大学医学医療系

書誌事項

タイトル別名
  • Risk factors for child abuse of NICU infants ─The correlation between whether child abuse after discharge and the parameters of the “Child Abuse Assessment Tool”─

この論文をさがす

抄録

<p> 本研究は,NICU入院児における児童虐待のリスク要因を明らかにすることを目的とした.対象は2013年1月から2016年12月の4年間に当院を退院した児748名とした.退院後の虐待の有無と「児童虐待アセスメント・ツール」のパラメータを後方視的に検討した.児のリスク要因では男児(OR=9.28,95% CI:1.18-72.84),親のリスク要因では多産または間隔の詰まった妊娠(OR=37.89,CI:5.19〜276.81),適切な支援を求めることができない(OR=20.95,CI:1.08-407.66)であった.以上より,この3要因が虐待のリスク要因として検討できる可能性が示唆された.</p>

収録刊行物

詳細情報 詳細情報について

問題の指摘

ページトップへ