無症候のダウン症児における肝逸脱酵素値に関する検討
書誌事項
- タイトル別名
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- Deviations in Hepatic Enzyme Levels in Children with Down Syndrome
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説明
<p>目的:無症候のダウン症児について,肝逸脱酵素の値を調査し,基準値との違いについて検討した。<br/>方法:2013年から2018年に聖マリアンナ医科大学を受診したダウン症児について,定期フォローの血液検査データを抽出した。日本人小児の臨床検査基準値と比較した。<br/>結果:ダウン症児の肝逸脱酵素の値は,AST値,ALT値ともに,基準値と比較して高い傾向を認めた。中央値より高いデータの数は,中央値より低いデータの数よりも多く観察され,AST値で約2倍,ALT値は約18倍だった。ダウン症には肥満児が多い傾向があるが,肝逸脱酵素の値が基準範囲を超え,かつ採血時の身体計測値が収集できたダウン症児では,18歳未満では85%が,肥満域になかった。<br/>結語:ダウン症児は,肝逸脱酵素値が高い傾向がある。</p>
収録刊行物
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- 聖マリアンナ医科大学雑誌
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聖マリアンナ医科大学雑誌 48 (3), 83-88, 2020
学校法人 聖マリアンナ医科大学医学会
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キーワード
詳細情報 詳細情報について
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- CRID
- 1390849931315633920
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- NII論文ID
- 130007959560
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- ISSN
- 21890285
- 03872289
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- 本文言語コード
- ja
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- データソース種別
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- JaLC
- CiNii Articles
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- 抄録ライセンスフラグ
- 使用不可