食後高血糖改善成分を含む新規食材の活用

  • 高須 蒼生
    東北大学大学院農学研究科機能分子解析学分野
  • 木村 俊之
    農業・食品産業技術総合研究機構食品研究部門
  • 伊藤 隼哉
    東北大学大学院農学研究科機能分子解析学分野
  • 仲川 清隆
    東北大学大学院農学研究科機能分子解析学分野

書誌事項

タイトル別名
  • Development of Novel Food Ingredient for Suppressing Postprandial Hyperglycemia: Evaluation of Functional Food Production from Mulberry Leaves and Microorganisms and Its Functionality and Safety
  • 第13回農芸化学研究企画賞 食後高血糖改善成分を含む新規食材の活用 : 桑葉・微生物によるDNJの生産と機能性・安全性の評価
  • ダイ13カイ ノウゲイ カガク ケンキュウ キカクショウ ショクゴ コウケットウ カイゼン セイブン オ フクム シンキショクザイ ノ カツヨウ : クワバ ・ ビセイブツ ニ ヨル DNJ ノ セイサン ト キノウセイ ・ アンゼンセイ ノ ヒョウカ
  • 桑葉・微生物によるDNJの生産と機能性・安全性の評価

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抄録

<p>1-デオキシノジリマイシン(DNJ)は糖の分解を阻害することで,糖の吸収・血糖値の上昇を抑制する.食後などの血糖値の急激な上昇は糖尿病の発症や進行にかかわることから,DNJのような食後高血糖を抑制できる成分は,糖尿病の予防や治療に有効であると期待されている.天然でDNJは桑葉に特徴的に含まれ,その機能性研究が広く行われている.しかし,桑葉のDNJ含量は限られるなど,その利用には課題もある.他方,新たなDNJの供給源として,食用微生物の利用が注目されている.本稿では桑葉および食用微生物に含まれるDNJについて概説し,その機能性や安全性について紹介する.</p>

収録刊行物

  • 化学と生物

    化学と生物 58 (1), 13-19, 2020-01-01

    公益社団法人 日本農芸化学会

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