逐次干渉除去を用いたALOHAにおけるネットワーク外干渉の対策

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タイトル別名
  • A Countermeasure against Out-of-Network Interference in ALOHA Using Successive Interference Cancellation

抄録

本論文は,メディアアクセス制御方式の一つとして,contention resolution diversity slotted ALOHA(CRDSA)に着目する.CRDSAは,フレーム中に送信されるレプリカと逐次干渉除去により高いスループットを達成する.しかし,干渉除去の対象外となるネットワーク外からの干渉が生じた場合にスループットの低下が懸念される.本論文では,ネットワーク外からの被干渉率の最ゆう推定手法を提案する.最ゆう推定において,干渉除去前のアイドルスロット数,干渉除去後の失敗送信端末数,干渉除去後の衝突スロット数のそれぞれを尺度とした三つの手法を検討する.被干渉率を推定することで,CRDSAのレプリカ数の適切に制御でき,スループットの低下を緩和する.シミュレーション評価により,各提案手法は被ネットワーク外干渉率を推定でき,推定した被干渉率に応じてCRDSAのレプリカ量を適切に調整することでスループットが改善することを示す.

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詳細情報 詳細情報について

  • CRID
    1390850247497448192
  • DOI
    10.14923/transcomj.2020gwp0017
  • ISSN
    18810209
  • 本文言語コード
    ja
  • データソース種別
    • JaLC
    • KAKEN
  • 抄録ライセンスフラグ
    使用不可

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