生徒と教師の中動態的関係によるカリキュラム創発・実践の分析

書誌事項

タイトル別名
  • Analysis of the Curriculum Emergence and Practice Based on Middle Voice Relationship between Students and Teachers
  • 生徒と教師の中動態的関係によるカリキュラム創発・実践の分析 : 国語科・地理歴史科の教科横断型実践を事例に
  • セイト ト キョウシ ノ チュウ ドウタイテキ カンケイ ニ ヨル カリキュラムソウハツ ・ ジッセン ノ ブンセキ : コクゴカ ・ チリ レキシカ ノ キョウカ オウダンガタ ジッセン オ ジレイ ニ
  • A Case Study of Cross Curriculum of Japanese Language and Geography and History
  • 国語科・地理歴史科の教科横断型実践を事例に

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抄録

本研究は、子どもの声を反映した教科横断型カリキュラムの創発過程を分析することによって、生徒と教師における中動態的関係を明らかにするものである。そのために、アクティヴ・インタビューによって得られたデータの分析を行う。教科横断型の授業においては、生徒と教師の間だけでなく、教師と教師の間にも中動態的な関係性が現れる。アクティヴ・インタビューからは、そうした輻輳化した中動態的な関係の中から新たな実践が創発される様子が明らかとなっている。また、教科横断型の授業による効果としては、「地理で情報を得て、考察を国語で行う」「教科横断によって問いを持ち越すことができた」といった生徒の語りに象徴されるような、各教科の特性と限界を補完しあう形での相乗効果が見受けられた。

収録刊行物

  • 生活大学研究

    生活大学研究 6 (1), 56-75, 2021

    学校法人 自由学園最高学部

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