MMOの利用動機と料金制度

書誌事項

タイトル別名
  • Pricing Models and Motivations for MMO Play
  • MMOの利用動機と料金制度--ゲーム内行動と収益性の関係分析
  • MMO ノ リヨウ ドウキ ト リョウキン セイド ゲーム ナイ コウドウ ト シュウエキセイ ノ カンケイ ブンセキ
  • ゲーム内行動と収益性の関係分析

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抄録

本論文の目的は、 MMOの収益性の問題を、利用動機・ゲーム内行動といった消費者行動から説明する枠組みを提示することである。 MMOパブリッシャーのマーケティング戦略という経営学的な視 点に立ち、ゲームの収益性に影曹する要因を洗い出す。 まず、収益性を示す指標を導くために、バッケージ販売・定額制・アイテム課金の料金制度の違いを分析し、利用期間(定着性)。単価に着目した。次に、MMOユーザーの利用動機と行動を測定し、その変数化を試みた。日本のMMOユーザーに対してアンケート調査を行い、3つの潜在変数(成長、コミュニケーション、アイデンティティ)を導いた。最後に、 MMOユーザーの利用動機・行動によって定着性・単価がどの程度影曹されるかを知るために、構造的な定量分析を行った。 その結果、「成長」動機はゲームヘの熱中度を増加させるものの収益性に直接的に影響せず、利用期間と単価に直接的に影響しうるのは「コミュニケーション」動機であることが示唆された。

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