健診(検診)における腹部超音波検査(肝胆膵領域)で誤診を防ぐために必要なこと
-
- 森 秀明
- 杏林大学医学部消化器内科学
書誌事項
- タイトル別名
-
- What is necessary to prevent misdiagnosis in transabdominal ultrasonography in medical checkup and medical examination
この論文をさがす
抄録
<p>腹部超音波検査は非侵襲的な検査であり,健診(検診)では第一選択となる画像検査法として位置付けられている。腹部超音波検査の問題点としては検者が病変を見落としてしまうと画像に記録されないため,後で超音波画像をみても正しい診断にたどり着くことが困難である点があげられる。検者が第三者に理解できる鮮明な超音波画像を記録するためには超音波診断装置の適切な設定条件と超音波検査に特有なアーチファクトに対する理解が必要である。また報告書を作成する際は正しい用語やサインを用い,検査を依頼した医師の知りたい情報に的確に答えられるレポートを作成する必要がある。さらに肝胆膵領域の腫瘤を中心に偽陽性による不要な精査を回避するために鑑別診断に有用な超音波所見について解説する。</p>
収録刊行物
-
- 日本消化器がん検診学会雑誌
-
日本消化器がん検診学会雑誌 59 (4), 378-393, 2021-07-15
一般社団法人 日本消化器がん検診学会
- Tweet
詳細情報 詳細情報について
-
- CRID
- 1390851651021056128
-
- NII論文ID
- 130008065220
-
- ISSN
- 21851190
- 18807666
-
- 本文言語コード
- ja
-
- データソース種別
-
- JaLC
- CiNii Articles
-
- 抄録ライセンスフラグ
- 使用不可