V.胃食道逆流症(GERD)による咳嗽

  • 金光 禎寛
    名古屋市立大学大学院医学研究科呼吸器・免疫アレルギー内科学

書誌事項

タイトル別名
  • V. Gastroesophageal Reflux Disease (GERD) -related Cough
  • 胃食道逆流症(GERD)による咳嗽
  • イ ショクドウ ギャクリュウショウ(GERD)ニ ヨル セキソウ

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説明

<p>咳は,胃食道逆流症(gastroesophageal reflux disease:GERD)の食道外症状の1つである.本邦でのGERDの有病率の増加に伴い,GERD咳嗽も増加傾向で,慢性咳嗽の原因として,咳喘息と共に頻度が高い.一方で,胸やけ等の典型的な食道症状を伴わないことも多く,咳の罹病期間が長期に及び,生活の質を低下させる.診断に難渋することも多いが,Fスケール等の質問票の活用やPPIに加えて消化管運動機能改善薬の併用がGERD咳嗽の診断・治療に対して有用な可能性を述べる.</p>

収録刊行物

  • 日本内科学会雑誌

    日本内科学会雑誌 109 (10), 2124-2131, 2020-10-10

    一般社団法人 日本内科学会

参考文献 (9)*注記

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