NCRsにおける記述対象の研究

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タイトル別名
  • A Review of the Cataloging Unit Defined in the Four-Editions of Nippon Cataloging Rules
  • NCRs ニ オケル キジュツ タイショウ ノ ケンキュウ

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抄録

NCR 1952年版, 1965年版,[1977年]新版予備版, 1987年版が図書の記述対象をどのように規定しているかを考察している。記述対象の単位は,原則的に,〈著作→物理的単冊→単行資料〉という変遷をしている。しかし,集合書誌単位が存在する資料の場合, 1952年版, 1965年版ともにその取り扱い方は不安定である。ところが,新版予備版になると,集合書誌単位を含む資料もすべて物理単位で記入を作成し, 1987年版では単行単位を記入の単位としている。<br>  新版予備版の物理的各冊を記述対象にすることについては,不必要な記入が増えるという観点から批判し, 1987年版の単行単位の概念規定については,目録の 3大機能の観点から批判的考察を試み,著作に基づく概念,すなわち,単行文献を記述の対象にすべきことを提唱している。

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