フレーム送信時間の異なる端末が混在するIEEE 802.11無線LANの性能評価手法

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タイトル別名
  • Performance Analysis of IEEE 802.11 WLANs Composed of Terminals with Different Frame-Transmission Times

抄録

端末を少数のマクロ状態(チャネルアイドル状態,送信状態,キャリアセンス状態)に縮約して表現し,端末の状態とフレームキュー長の変化を連続時間マルコフ連鎖で記述するIEEE 802.11 DCF用性能評価モデルを,フレーム送信時間(フレーム長や送信レイト)が端末によって異なるケースを扱えるように拡張する.フレーム衝突時のチャネルビジー時間は,衝突に会ったフレームの中で送信に最も時間のかかるフレームの送信時間に等しい.衝突を起こす端末の組合せを全て考慮して衝突時のチャネルビジー時間を決定するのは容易でなく,端末数が増えると衝突を起こす端末の組合せ数が爆発する.本論文では,衝突時のチャネルビジー時間を,厳密にかつ端末数の多項式オーダーの計算量で評価する手法を示す.

詳細情報 詳細情報について

  • CRID
    1390853649176889984
  • DOI
    10.14923/transcomj.2018jbp3021
  • ISSN
    13444697
  • 本文言語コード
    ja
  • データソース種別
    • JaLC
  • 抄録ライセンスフラグ
    使用不可

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