ハーフブリッジ回路上側アームの過渡電圧測定におけるコモンモード電圧補償法

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タイトル別名
  • Common Mode Voltage Compensation Method in Transient Floating Voltage Measurement for High Side Arm of Half Bridge Circuit

抄録

ワイドバンドギャップ半導体デバイスは高速スイッチング動作が可能であるが,同時に大きなdv/dt,di/dtに伴って回路電圧・電流に高周波リンギングが発生する.負極接地されたハーフブリッジ回路の上側アームの電圧応答の測定において,差動プローブの測定周波数帯域内で十分なCMRR(Common Mode Rejection Ratio:同相成分除去比)が得られない場合,測定結果はコモンモード電圧の影響を受ける.本研究ではCMRRの異なる差動プローブを用いて,コモンモード(CM)電圧が測定結果に与える影響を評価する.更に同時にシングルエンドプローブで測定する下側アーム電圧を用いて,差動プローブ特性に基づいたCM電圧補償法を提案する.本提案手法により,CMRRの低い差動プローブでも,CM電圧の影響を除去した測定が可能となる.実験により提案手法の妥当性を検証した.

詳細情報 詳細情報について

  • CRID
    1390853649228949888
  • DOI
    10.14923/transcomj.2018pep0001
  • ISSN
    13444697
  • 本文言語コード
    ja
  • データソース種別
    • JaLC
  • 抄録ライセンスフラグ
    使用不可

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