書誌事項
- タイトル別名
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- Accent System of the Hondo Amakusa Dialect in Japan: Accent of Verb Phrases
- アマクサシ ホンド ホウゲン ノ アクセント : ドウシク ノ アクセント
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説明
西南部九州2型アクセントのうち,長崎アクセントと鹿児島アクセントについては,これまでの調査研究により,その詳細がかなり明らかになった。その結果,両者の共通点や相違点も次第に明確になってきた。本稿で取り上げる熊本県天草市の方言は,地理的にも言語的にも,長崎市と鹿児島市の中間に位置しており,西南部九州2型アクセントの成立過程を解明する上で,重要な位置を占めている。本稿では,天草市本渡方言のアクセントについて,以下のことについて報告する。(1)天草市本渡方言のアクセント体系は2型アクセントで,A型は最初から数えて2拍目が高く,その後で下がる型,B型は高く始まり平らな型である。(2)アクセントの及ぶ範囲は,基本的には文節である。動詞句では,動詞+サスル(使役),動詞+バッテン(逆接)などは,1つのアクセント句を形成するが,動詞+トル(結果),動詞+キル(能力可能)などは,2つのアクセント句を形成する。
収録刊行物
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- 国立国語研究所論集 = NINJAL Research Papers
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国立国語研究所論集 = NINJAL Research Papers 2 49-76, 2011-11
国立国語研究所
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キーワード
詳細情報 詳細情報について
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- CRID
- 1390853649697990784
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- NII論文ID
- http://ci.nii.ac.jp/naid/KJ00008490055
- 110009576082
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- NII書誌ID
- AA12536262
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- ISSN
- 2186134X
- 21861358
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- NDL書誌ID
- 023685750
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- 本文言語コード
- ja
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- 資料種別
- departmental bulletin paper
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- データソース種別
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- JaLC
- IRDB
- NDLサーチ
- CiNii Articles
- KAKEN