幼児期の“気になる子”の心理・発達的援助を目指す「のびのび・どっしり体操」の言語化の試み

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タイトル別名
  • Describing the “Relax-and-Step Exercise” Stages   In Search for Psychological and Developmental Supportive Method for “Troublesome Children”
  • ヨウジキ ノ キ ニ ナル コ ノ シンリ ハッタツテキ エンジョ ヲ メザス ノビノビ ドッシリ タイソウ ノ ゲンゴカ ノ ココロミ
  • ヨウジキ ノ"キ ニ ナル コ"ノ シンリ ・ ハッタツテキ エンジョ オ メザス 「 ノビノビ ・ ドッシリ タイソウ 」 ノ ゲンゴカ ノ ココロミ

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説明

今日の我が国では,幼児期にある子どもたちが身体を動かし,他者と関わり合う機会を失いつつあり,それによる心身の発達への悪影響が懸念されている。また幼児教育の現場においては,発達障害等の診断は受けていないものの情緒や行動上の困難さを呈する“気になる子”と呼ばれる子どもたちの存在が数多く報告されている。しかしそうした子どもたちへの具体的な支援や教育方法は未だ十分に確立されているわけではなく,子どもたちの心身の発達を理解し,援助する方法を検討することの意義は大きいといえる。加えて,精神疾患に関する国際的診断基準の改訂に伴い,従来では広汎性発達障害や自閉症圏の障碍と重複診断のできなかった発達性協調運動障害の重複診断が可能となり,種々の障碍を有する子どもたちの抱える運動面の困難さや,それに伴う心身への悪影響について改めて注目が集まりつつある。このような状況を踏まえ,本研究は,臨床動作法の観点から作成された運動活動である「のびのび・どっしり体操」に関して,インタビューを通してその具体的な内容や留意点を言語化することを目的として行ったものである。

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